イベントに出ます!
透明水彩使ってみた!ドットコムの、ホネ山さん主催で行われる「水彩ブロガー文化祭」というイベントに誘っていただきました!
ワークショップあり、ブロガーならではの展示あり、原画販売ありの盛りだくさんイベントです!
時間・場所などや全体の概要と、詳しい内容については↑のホネ山さんの記事に書かれていますのでご確認ください!
まやのやること① 原画を販売します!
イベントに出ること自体初めてなのですが、せっかくの機会なのでこれまでやったことのない原画販売もやってみようと思いました。
それぞれに絵について画材の説明をします。(画材ブロガーらしく、絵の解説じゃなくて画材の解説をします笑)
お花の絵 4枚 ポストカードサイズ
まずは花の絵です。4枚あります。すべてウォーターフォード水彩紙(100%コットン)に描いています。
竜胆<赤紫>
花の色はマイメリのキナクリドンバイオレットを中心に、マゼンタなどを混色しています。赤紫の中にも青みを感じるキナクリドンバイオレットがリンドウの花の色ととても合っているなと思いました。
背景はホルベインのコバルトブルーでやや粒状化のクセを出しています。ホルベインのコバルトブルーはコバルトブルーの中でもあまり強い粒状化は出ない絵の具なので、ほどほどのクセという感じですね。
葉っぱの裏側の薄い緑色は、推し色であるクサカベのグラスグリーンを使っています。画像ではわかりにくいですが、実は不透明色を使っているのです。
竜胆<青>
青い花の部分はいろんな青を混ぜています。コバルト系のグラニュレーション色とフタロブルーやプルシャンブルーなどのステイン色をどっちも入れて混ぜています。部分的にウルトラマリンバイオレットなどのグラニュレーションする紫色も入れています。
背景はW&Nのコバルトバイオレットとを中心に、ウルトラマリンバイオレットやターコイズブルーなどの粒状化する色をポンポンと置いています。コバルトバイオレットはオペラのようなパキッとしたピンク色の発色をしますが、質感はオペラと全く異なる楽しい絵の具です。
菊<ピンク>
花の部分はホルベインのシェルピンクを全体に塗ったあとで、W&Nのパーマネントローズで薄くピンクを入れ、ニッカーのボルドゥで影を入れました。
背景はホルベインのターコイズブルーと、クサカベのラベンダーブルーです。水色の部分がターコイズブルーで、薄い青がラベンダーブルーなのですが、ラベンダーブルーが予想以上に粒状化し、意外な背景になりました。ラベンダーブルーは白が入っているので普通に使うぶんにはそんなに粒状化しないと思いますが、水をたくさん使うとこんなふうな効果も楽しむことができるという、嬉しい誤算でした。
フランネルフラワー
画像では全くわかりませんが、白い花の部分に水晶末を塗っています。肉眼で見るとキラキラしています。フランネルフラワーはうぶ毛の生えたような植物ですので、そのイメージで水晶末を使用しました。
これまでの3枚は、背景にグラニュレーション色を使っていますが、この絵だけはステイン色を使っています。他3枚に比べて背景の色がブワッと広がっているのがわかるかと思います。このにじみは透明水彩らしくていいですよね。グラニュレーション色もいいし、ステイン色もいい。どっちも好きです。
ゆるめの植物絵 4枚 ポストカードサイズ
これまでの4枚と比較してシンプルな絵です。実際の植物を描いているわけではなく、イラスト的な絵です。
透明水彩らしさを出したかったので、各所に水彩境界が出るような塗り方をしています。また、紙もそれに合わせて境界が出やすいパルプ紙を使っています。
黄色い花の木
木の幹や枝の部分に、ところどころ黄緑色が入っています。日本画でいうところの「たらしこみ」を行い、茶色が乾く前に緑をたらしこむことで色が二重に入っているような効果を出しています。
桃色の花の木
絵墨と絵墨明だけを使って描いたものです。
絵墨は境界が出やすいので、より水彩境界を楽しむことができる絵です。
紅葉
彩美墨のみで描いた絵です。彩美墨は以前に全色レビューをしましたが、どの色もくすんだ落ち着いた発色で、どの色を使って描いてもまとまります。
彩美墨の記事はこちら
木の実
こちらも↑の「紅葉」と同じく彩美墨のみで描いた絵です。こちらは栗とドングリを描いてあります。栗ってトゲトゲしてるのに、不思議とかわいらしさがありますよね。
購入方法
・価格はお花の絵が¥5000で、ゆるめの植物絵が¥1000です。(すべてポストカードサイズ)
※画像では額に入れて写真を撮っていますが額は付きません。
ご縁のなかった絵について←(2022/11/09追記)
どなたともご縁のなかった絵は、イベント終了後に通販します。(送料無料)
まやのやること② 色見本を展示します!
色見本展示①←(2022/11/09追記)
これまでブログで取り上げた絵の具の一部の色見本を解説とともに展示します!
展示スペースの関係でファイルに入れての展示となりますので、お好きにペラペラめくってごらんください。
アナログ画材は画像で見るのと肉眼で見るので違ったりもしますので、この目でしかと見たい!という方はぜひ見にいらしてください〜。
展示は一部だけですので、もし「この記事で使ってる絵の具はぜひとも展示してほしい!」などありましたらTwitterのDMからリクエストください!
色見本展示②
各メーカーの単一顔料の表の増補改訂版を展示します!
↓こちらの記事で作った一覧表に、ゴールデンQoRとダニエルスミスを追加して、全てに色を塗ったものを展示します。
一例としてはこんな感じです。画像では伝わりにくいですが、すべての単一顔料の絵の具をこんな感じで塗ってあります。
さいごに
私は最初から最後まで現地にいる予定ですので、ぜひぜひ遊びにいらしてください♪
(たぶんずーっと受付をやっています)
当日の様子などは、Twitterで「#水彩ブロガー文化祭」とつけてつぶやいていただくと、小躍りして喜びます!
それでは当日お会いしましょう〜♪