線画がだるいときってあるよね
透明水彩好きの方の中には、好きがこうじて「線画を描く気力はないけど、絵の具を塗って癒やされたいんじゃ〜」という状態になる方が少なくないと思います。
そんなときに、ただ筆のおもむくままに色を塗っても楽しいですが、スタンプでパパッと線画的なものが作れたら手軽でよいですよ〜という提案です。
ただぬりえをしたいだけの時ってあるよね〜
作例
そこでやってみたのがこちら。
こんなふうに上から水彩を塗ってもまったくにじみません。
市販のおしゃれなスタンプを使えばもっときれいに線画にすることができます（なぜここで市販のスタンプを使っていないかは、一番下に書いています）。
使うインクパッドはステイズオン
今回使用するのはこちらの「ステイズオン」というインクパッドです。
どこにでも売っているかというとそうでもないのですが、文具屋さんなどでパッケージを見たことがあるという方もいるかもしれません。とっても素敵なパッケージです。（ロフトとかハンズのような大きいところは売ってるかな。私はめんどくさがりやなのでネットで買っています。）
もっと大きいものもあります。そちらはシンプルなパッケージ。
ステイズオンの特徴
ステイズオンは「速乾溶剤性・染料系インク」という種類のインクです。
「染料系なんて水をつけたら溶け出すんじゃないの〜？」と思うかもしれませんが、乾くと耐水性になります。速乾なので紙なら１分くらいで乾いています。
ちなみに本来の売りは、紙以外にもプラスチック・金属・ビニール袋のような普通ならインクがのらない面にもスタンプできるという点です。注意点としては、溶剤が含まれているためにアルコールマーカーのような匂いがすること、乾いたらほぼ取れないので衣服につかないようにすることでしょうか。
一方、顔料系スタンプパッドは？
スタンプのパッドは、染料系インクのものと顔料系インクのものがあります。
顔料系で代表的なものだと、「アートニックＳ」というシリーズと、「カラーキス」というシリーズでしょうか。スタンプ売り場ならどちらかが売っていることが多いです。
顔料系なら水彩にも使えそうと思いますが、私が使ってみたところですと、耐水性になるのはかなりの時間がかかる（もしくは耐水性にならない）という感じです。
十分に乾かせばほぼ耐水になってくるのですが、押印後１日たったものを水筆でこすってみたらインクが溶け出してきました。（インクの量や、使う紙によって結果は変わってくると思います）
そもそもパッと塗りたくてスタンプで線画を作るのに、そんなに何時間も待ってられない
水彩を塗った上からスタンプする
水彩を塗る前にスタンプしようとするとインクパッドが限られますが、水彩を塗って、それが乾いてからスタンプするならなんでもできます。普通の紙にスタンプするのと同じですからね。
先程のアートニックやカラーキスなどももちろん使うことができます。
線画描きたくない気分のときはぜひやってみてね〜
市販のスタンプの著作権
冒頭の作例で使ったスタンプのクオリティが低くて、使いみちがわかりにくかったかもしれませんが、それには著作権が絡んでいます。
市販のスタンプには絵柄に商標権や著作権などが絡んできて、商用利用不可のものが多いためです。当ブログはGoogleアドセンス（広告）を利用していますので、商用利用ということになって掲載不可なのです。
この記事を参考にして市販のスタンプで線画を作った場合でも、それは作品として販売することができないことが多いです。SNSに載せるのもアウトっぽいです（著作権法の私的利用の範囲を超えるから）。詳しくは販売元にご確認ください。（私も認識不足で一度あげてしまいましたが、いろいろ調べたらアウトっぽかったのですでに削除済みです。知らないってこわい…！）
おうちで自分で楽しむために使おう〜！
販売したりネットにあげたりしなければ普通に使えるので、販売する作品などの梱包に押したりとかは全然問題ありません。
また、消しゴムハンコとかでオリジナルのデザインを作った場合はその限りではありませんので、器用な方は消しゴムはんこ掘ってみてもいいかもですね。（私はきびしい）
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