マイメリブルー ネイプルスイエロー

2.絵の具レビュー

好きな色ランキング1位

先日(と言っても随分前)のYoutubeライブ「画材ブロガー4人による 水彩座談会」の好きな色ランキングの中で私が1位に選んだマイメリブルーの「ネイプルスイエロー」についてです。

座談会の様子はペイトさんの記事にまとめられています↓

好きな色はたくさんありますが、今回は自分の中のテーマとして「落ち着いたパステルカラー」に絞って自分の推しランキングをつくりました。

ちなみに2位はニッカーのポスターカラーから「ブルーグレー」、3位はクサカベの「グラスグリーン」です。どちらもとってもかわいい色です♪

座談会の中でも語りましたが、熱い思いを語りきれなかったので記事にします!

記事内の私のランキングへのショートカット→ここ

マイメリブルー

マイメリブルーという絵の具についてはこちらの記事に書いてあります。

イタリアのマイメリ社の出している透明水彩のことです。

ネイプルスイエロー

マイメリブルーのネイプルスイエローはこんな色です。

かわいい

明るく柔らかい発色の黄色です。

赤みの黄色でも青みの黄色とも違うような、黄色ど真ん中の色が明るくなったような感じです。

使用されている顔料はPY53のニッケルチタニウムイエローの単一顔料です。パステルカラーっぽいけど白は入っていません。(白が入っていないからか、パステルカラー独特のこってりというか、もったりとした感じはありません。)

辞書的定義

そもそもネイプルスイエローとは?

JIS色彩規格「ネープルスイエロー」

「ネープルスイエロー」という名前でJIS色彩規格には規定されており、そこでは「強い黄」と表現されています。

「強い」というとカドミウム系の黄色のイメージで、それと比べるとマイメリのネイプルスイエローはどちらかというと「弱い」感じがします。水彩界隈と慣用的な「ネープルスイエロー」とは異なる色ということなんでしょうかね。(実感として、透明水彩のネイプルスイエローと言ったらパステルカラーのものが多いよね。)

ブリタニカ国際大百科事典「ネープルスイエロー」

絵の具の色名の一つ。組成はアンチモン酸鉛(略)で、アンチモン・イエローとも呼ばれる。ナポリ黄の名もあるように本来はベズビオ火山土から採取された黄色の土性顔料で、中世からジリアーノの名で地塗りなどに用いられていた。古来の色相に似せて、今日ではカドミウムイエロー、イエローオーカー、ベネチアンレッド、ジンクホワイトなどの顔料を配合してつくる。

元々は火山の土からできた色だったけど、今は科学的につくっているということですね。実際、マイメリのネイプルスイエローもニッケルチタニウムイエローで作られている色ですしね。

「ネイプルス」とは?

上に少し出てきましたが、ネイプルスはナポリのことです。日本語ではイタリアのナポリのことは「ナポリ」と発音しますが、英語では「ネイポゥ」ですので、ネイポゥスィェロウからネイプルスイエローって感じですかね。英語をカタカナで表現するのは難しいですね(笑)

土地の名前がついた絵の具って、ロマン感じるので大好きです。たとえ現代ではナポリの土で作られていなかったとしても、なんとなくイタ〜リアンな空気を感じながら絵の具を使っちゃいます。

似ている絵の具

「ネイプルスイエロー」という名前の絵の具

ネイプルスイエロー(表記ゆれでのネープルスイエロー)はいろんなメーカーから出ているメジャーな色です。ホルベイン、クサカベ、ターナー、W&N、ダニエル・スミス、シュミンケ等からも出ています。

ですが、どのメーカーも白を混ぜてパステルカラーにしています。

白を混ぜたらダメってことは全然ないんですが、単一顔料でパステルカラーっぽいネイプルスイエローであるマイメリは珍しいです。

PY53 を使用している絵の具

マイメリのネイプルスイエローはPY53(ニッケルチタニウムイエロー)という顔料が使用されています。

PY53の絵の具はマイメリにもう1つあって、それは「ニッケルチタニウムイエロー」という顔料の名前そのままの色です。

同じ顔料を使っていても、こちらははっきりとした鮮やかな黄色です。

透明水彩で販売されているPY53には、ネイプルスイエローのような明るく優しい色と、ニッケルチタニウムイエローのような鮮やかな色の2パターンがあるようですね。

チタンイエローについて書かれた専門的なページがありました。↓

https://kaseikyo.jp/wp/wp-content/uploads/titanyellow1.pdf

他のメーカーでは鮮やかなPY53が採用されていることが多く、W&Nのレモンイエロー(ニッケルチタネート)、シュミンケのチタニウムイエローなどがあります。

シュミンケのルチルイエロー

「ネイプルスイエロー」という名前かつPY53の単一顔料というのはマイメリのネイプルスイエローですが、シュミンケのルチルイエローも同様にPY53の単一顔料で優しく明るい色合いの絵の具です。(実際の絵の具を持っていないので全く同じ色かどうかはわかりませんが、色見本を見た感じ似ています)

シュミンケもPY53を使って「鮮やかなチタニウムイエロー」と「優しいルチルイエロー」の2つを出しているので、マイメリと同様に2種類のPY53の絵の具があるということです。私はマイメリのネイプルスイエローというネーミングにもロマンを感じているのでマイメリ愛用していますが、シュミンケを愛用されている方はシュミンケのルチルイエローと読み替えてもらってもいいかもしれません。たぶん。

使用例

ネイプルスイエローは重めの絵の具なので、軽い絵の具と混ぜると分離します。(色の見え方が重いとかいうことではなくて、物理的に重いのです。顔料が重い。)

画像ではプルシャンブルーと混ぜています。プルシャンブルーは軽い顔料から作られています。重い絵の具であるネイプルスイエローは乾くまでの間に下に沈み、軽いプルシャンブルーは浮いています。そのため2色が混ざりきらない部分が出てくるのです。

1つ目:パレットで混ぜてウォッシュ。パレットでしっかり混ぜましたが、紙に塗ってから乾くまでの間に分離しました。全体としては緑っぽいですが、フチに青がたまり、黄色が全体に沈んでいます。バックランもやってみました。それにしてもこのくすみ緑かわいい。

2つ目:パレットで混ぜてウエットオンウエット。こちらもパレットでしっかり混ぜていますが、にじみが広がっている過程で先に重い黄色が沈んで軽い青が周囲まで広がっているため、中心の方に黄色、周囲に青という感じで分離しています。

3つ目:プルシャンブルーを塗った上からネイプルスイエローをちょんちょんとおいたもの。混ざってやや緑色になっていますが、色をおいた場所がはっきりわかります。

4つ目:3つ目を応用して夜空の三日月を描いてみました。。先に青を塗ってあっても、黄色がはっきりと見えます。

まとめ

黄色い透明水彩はたくさんありますが、マイメリのネイプルスイエローは他の色とあんまりかぶっていなくて独特ですし、めっちゃかわいい色なのでオススメです!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました♪

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まや【いろいろな色の彩り】
こんにちは!まやです。 ブログやSNSで水彩画材のレビューなどをしています。 今はデジタル絵がだんだん多くなっていますが、 アナログはアナログの良さがあります。 そんなアナログ画材愛を日々つぶやいています。 画材大好きですが、実は絵はそんなに描きません。 絵を描かなくても絵の具を好きでいいのです! 透明水彩のにじみを...
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