クサカベ工場見学&絵の具作り体験に行ってきたよ

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クサカベ工場見学

クサカベは埼玉県にある国産絵の具のメーカーです。そちらで工場を見学できるという神イベントがあり、ホネ山さんと一緒に行ってきました。

詳しいレポートはホネ山さんの記事にありますので、そちらを読んでみてください!私の記事はレポートというよりも感想文です\(^o^)/

クサカベ社の工場見学&絵具づくり体験行ってきました!
こんにちは。ホネ山です。今回は絵具メーカー「株式会社クサカベ」の工場見学と絵具づくり体験をやってきたのでその感想です。 ※お子様用の工場見学は内容が異なると伺っています!こちらは大人用の記事のレポです! まず、チケット入手難易度が高かった

大人気イベント

イベント開催の情報がツイートされたのが7月5日の13時42分。同日17時9分には、満員御礼のツイートがでました。平日の真っ昼間にツイートされたにも関わらず、ものの数時間で満員。満員がツイートされたのが17時なだけで、実際はもっと早く満員になったのでしょう。

皆さんが心待ちにしていたイベントだということがわかりますね。

運良く参加することができたことに感謝しつつ、どんな感じだったのかをお伝えできたらなと思います!

いざ工場見学

講義と工場見学

工場併設の会議室で受付をして工場見学のはじまりです。会議室にはいろんな顔料が講義用に並べられていたり、クサカベの製品が売店のように並べられていたりして、一気に絵の具の世界に入ります。

他の参加者の方もテンションがあがっているようでした。

講義が始まるまでの時間に、社員の方とお話することもできました。微妙に謎だった、「螺鈿カラーの緑だけ質感違う疑惑」についてお聞きすることができました。(詳しくは、螺鈿カラーの記事に追記します)

講義ではクサカベの会社のことを説明いただいたり、絵具ができるまでの工程のビデオを見たり、工場見学の際の注意事項を聞いたりします。

工場見学の様子は上記のホネ山さんの記事に写真つきで詳しく書かれていますので私はさらっと。

絵具を機械に通して練っているところ
絵具をチューブに詰めているところ。
絵具にラベルを貼っているところ

考えてみればあたりまえですが、こうやって工場で作業してくださっている方がいるから私たちのところに絵具が届いているんですね〜。

ちなみに、上の写真では機械でチューブにラベルを貼っていますが、ハルモニアはこれを使わずに手作業でラベルを貼っているそうです。衝撃です。

より愛着がわく感じ

絵の具作り体験

こちらも工程はホネ山さんの記事に情報が書いてありますので、詳細は省略します。

いろんな顔料の中から作りたい絵の具を選ぶことができたんですが、私はチリ産のラピスラズリを選びました。(ホネ山さんの記事ではブルーレーキを作る過程が書かれています!)

アフガニスタン産のラピスラズリもあったんですが、結構価格がお高めなのでラピスラズリ初心者の私はまずはチリから入門しました。いつかアフガニスタンのラピスラズリも練ってみたい!

材料は顔料とアラビアガムメディウムです。

チリ産のラピスラズリ25gです。この時点でキレイ。
アラビアゴムをちょっとずつ加えます。ビビってちょっとずつ入れましたが、最終的にはもっとたくさん使ってます。
まずはヘラでねりねり。粉がうまくまとまらなくてなかなかむずい。
粉感がなくなったら棒で練ります。この作業がまじで大変。ラピスラズリは粘り気が強いのか、すっごく重くて腕プルプル。
社員の方にアドバイスいただきつつ、なんとか完成した絵の具。とろ〜り
チューブに詰めたところ。チューブがベコベコなのは、私が怪力で握ったからです。
完成した絵の具。ラピスラズリの粒々感がしっかり出ています。

これをやってみて思ったのが、「ハンドメイド絵の具売ってる人すごい」でした。思ってた以上に重労働で、こんな大変なのを何色も作るなんて……!売ってる方は自分から「これ大変なんですよ!」とかを高らかに訴えたりしないと思いますので代わりに(?)お伝えします。

棒で練るのマジ大変

この労力を考えると、どなたも絵の具を格安で販売されていて尊敬しかありません。

家で余韻にひたる

絵の具づくりは大変だけど、やってみて楽しかったので顔料などを買って帰りました。

戦利品たち。グラスグリーンは推し色なので2本も買いました笑

練るための棒などは持っていないので、こじんまりとペインティングナイフでねりねりしました。

作った絵の具がこちら。顔料そのままのものと、私がオリジナルでブレンドしたものがあります。ほとんどコバルト系なので粒状化が激しくてテンションがあがります。コバルト大好き。

ハンドメイド絵の具界隈の方は絵の具に名前をつけているので、それにならって私もオリジナル絵の具に名前をつけました!分量とか適当なので二度と同じ色は作れませんが、それもまた手作りの味があっていいかも?右側の2つは分離色です。

おまけ

記事の内容とは関係ないですが、一緒に買ってきたハルモニアの色見本です。分離が綺麗すぎてびっくりしました。画像で見ても結構キレイだと思うんですが、実際に肉眼で見たときの魅力の半分程度しか反映できていません。肉眼で見ると本当に発色も、にじみもキレイです。ぜひ実物を見てほしいなと思います。

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