不透明水彩の色見本 45色レビュー

1.画材紹介

不透明水彩のパレットがやっと完成しました

何色を入れようかとずいぶん悩んでいたんですが、やっとパレットが完成しました。

パレットが完成するってどういうこと?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、要は「自分の理想の色が、自分の理想の順番で並んでいるパレット」が作れたということです。

「18色セットや24色セットの順番通りにパレットに出すものじゃないの?」とも思うかもしれませんが、絵の具愛が強いと、こだわりも強くなっていくので一筋縄ではいかないのです。

好きな色全部をパレットに出せたらいいんですが、私はあんまり色が多いと迷ってしまって管理しきれないのでせいぜいパレット一枚に収まる程度になんとかまとめあげました。(マスからはみ出ているので、厳密には収まっていない)

なお、これはあくまで「不透明水彩」のパレットなので、この他に透明水彩のパレットや、くすみパステルカラー専用パレット、分離色専用パレットなどもあります。

パレットっていくつあっても足りないよね\(^o^)/

色見本

私がパレットに入れている色の色見本を紹介します。

ざっくり全体像

不透明水彩はネットにあまり情報がなく、色見本もあまり見かけないので、これから不透明水彩を買おうと思っている方の色選びの参考になればいいなと思います。

ニッカー デザイナースカラー

こちらの記事でレビューしたニッカーのデザイナースカラーです。

このレビューのときよりも色が増えています。

色見本は、私がパレットに入れている順番ではなく、商品の番号順になっています。色の下の四角には、上段がマンセル表色系の記号で、下段に使用顔料を記載しました。

クロームイエロー:「ザ・黄色」という色です。透明水彩の黄色は色によってはかなり存在感がないですが、不透明水彩では黄色でもバッチリ存在感があります。

イエローオーカー:透明水彩ではPY42の単一顔料のものが多いですが、こちらはPY3も入っており、さらにPW6も入っています。ですが、発色はイメージどおりのイエローオーカーです。

ローアンバー:濃淡で色が結構違う感じがします。透明色っぽいのかな?

マンダリンオレンジ:画像では落ち着いた色に見えますが、肉眼では蛍光色っぽい感じで、すごい発色です。正直、もうちょい落ち着いたオレンジをオススメします。

ライトレッド:かなり赤に近い茶です。赤の代わりにもなるくらい。

バントシェンナ:単一顔料です。ライトレッドよりはやや茶に近いですが、結構あかっぽい茶色です。

バントアンバー:いわゆる焦げ茶という感じです。黄色系の茶色です。

マロン:マロンという名前とは裏腹に、紫っぽい色です。くすんだ赤紫で、透明水彩でいうとマースバイオレットやペリレーンバイオレットなんかと近いような感じです。

ボルドウ:単一顔料。暗くて、ほんのちょっとだけ青みの赤です。

カーマイン:赤が欲しくて買ったんですが、結構ピンクっぽいです。

ローズレッド:青みのピンクです。オペラっぽい色です。

バイオレット:かなり青に寄った紫です。青みの紫は珍しいのでうれしい。PB29(ウルトラマリン)が入っているためか、水が多いと分離します。ただ粒状感はほぼなく、さらっと分離している感じです。

プルシャンブルー:PB27の単一顔料のプルシャンブルーなので、色は透明水彩と一緒です。もちろん濃く塗ると不透明な感じですが、薄く塗ると透明な青です。

フレンチブルー:PW6が入っているので、ややライトな感じです。PB29(ウルトラマリン)とPB15(フタロブルー)の混色なので、「青です!」という感じの青です。

ピーコックグリーン:青緑です。こういう色味は、透明水彩だとコバルト系だったりして粒状化したりしがちなんですが、この色は安定した青緑です。好き。

カメリアグリーン:PGとPYとPBの混色という複雑な緑です。フタログリーンとフーカスグリーンの間という感じの、やや青みの緑です。混色のベースにちょうどよさそうです。

サップグリーン:かなり明るく、濁りのないきれいなサップグリーンです。このまま植物に使うにはちょっと明るすぎるかも。

フレンチグレー:PBr7が入っているためか、すこ〜しあたたかみのあるグレー。ただ、ウォームグレーというほどではなく、ニュートラルなグレーの範疇ではあると思います。

シェル:ほぼ見えていませんが、肉眼でもほぼ見えません。少し赤みのある白なので、ふつうのホワイトよりは若干あたたかみがあります。真っ白だと浮きそうなときはこちらがいいかも。

クリームチーズ:名前がおいしそうシリーズ。こってりとしたクリーム色という感じです。こちらも白の代わりに使ってもよさそう。

サビグリーン:サビというのは、錆ではなくワサビのことなのかな?少し緑の入った白です。私はこの色を植物の葉の裏側に使うのが好きです。

スカッシュイエロー:白多めのやわらかい黄色です。これぞ不透明水彩!というような黄色です。

カフェ・オ・レ:名前がおいしそうシリーズ。茶系なんですが、赤+黒の茶なので、ピンクブラウンという感じです。白が多く入っているのでやわらかい茶色で、めちゃくちゃかわいいです。名前も色もかわいい。好き。

ネイルピンク:ネイルってそのまんま爪のことかな?色はスキントーンの一つという感じです。これに白を混ぜたり茶色を混ぜたりすれば肌の色にできます。

チェリーピンク:黄みの赤をもとにしたピンクです。あたたかみのあるかわいいピンクです。

レーズン:マロンよりも青みの強い紫ですが、バイオレットほどではありません。ややくすみのある渋い紫です。

ホリゾンブルー:白と青と黒の混色のグレー系のブルーです。かなりクールな印象です。

シャドウブルー(1):シャドウブルーは(1)(2)(3)とあって、使用顔料がPW6、PB15、PBk7と共通しています。ただ、(1)はPB15:3、(2)と(3)はPB15:6と微妙に違います。(1)は青の感じが強いくすんだ青です。

シャドウブルー(2):(1)よりも黒っぽさが強く、グレーに近いです。

シャドウブルー(3):(1)、(2)と比べると緑みを感じます。

レイクグリーン:ピーコックグリーンとかなり似ていますが、こちらのほうが緑っぽいです。

ジェイドグレー:緑系のしぶいグレーです。

オリーブ:いろんな顔料が入った複雑な色です。植物に使うのにもちょうどよさそうな自然な色です。

デヴィスグレー:こちらは廃番色のようですが、すこしだけ緑がかったグレーです。珍しくPW4が使われています。

ペインズグレー:グレーとついていますが、暗い青です。私はパレットの中ではグレーではなく青の仲間にしています。

思ったよりも長くなっちゃいましたが、まだまだ続きます(汗)

ニッカー ポスターカラー

こちらは瓶に入っているものです。

美術室とかにおいてあるようなものです。アニメの背景美術をアナログで制作している方もこれを使っているようです。

結構たくさん入っているので買おうか迷ったんですが、このタイプでしか売っていない色もあったので買ってみました。

なお、これもこんなふうにパレットに出して固めて使っています。

チューブじゃないのでちょっと出しにくいんですが、ヘラのようなものですくってパレットに出すことができます(私はペインティングナイフを使いました)。

インジゴ:フタロブルーとプルシャンブルーの混色です。その2色で作られているとは思えないしぶい色味です。私はインジゴと黄色を混ぜて植物の緑色を作るので、必須な色として買いました。

ブルーグレー:デザイナースカラーのホリゾンブルーに似ていますが、こちらは黄色が入っているため少し緑っぽいです。くすんだ水色でかわいいです。

チョコレート:まさにチョコレートです。瓶に入ってトロトロしているものは本当においしそうです。茶色ではありますが、赤紫がうんと暗くなったような、すごく色を感じる茶色です。

ホルベイン 不透明水彩絵具〈ガッシュ〉日本色 彩

正式名称がよくわからなかったのですが、オンラインショップで↑のように表記されていたので、それを採用しました。

ホルベインから出ている不透明水彩の、日本の伝統色のシリーズです。

使用感としては、ニッカーよりも透明水彩に近い感じがしました。ニッカーの方がマットで、ホルベインのものはにじみやぼかしなどの水彩技法がしやすいです。

黄丹(おうに):おちついたオレンジです。朱色がうすくなったような感じ。肉眼だと画像よりも落ち着いた色です。

海松茶(みるちゃ):海松とは海藻の一種です。昆布みたいな色です。この色もまさにそんな感じです。透明色なので、濃淡で色が結構ちがいます。薄く塗るとグリーンゴールドのような黄色みが強い色になります。

露草(つゆくさ):うすい青。デザイナーズカラーのフレンチブルーとも似ていますが、こちらのほうが白っぽいです。透明水彩では見ない、不透明な薄青です。

桔梗(ききょう):PV23(パーマネントバイオレット)に白が混ざった不透明な紫です。

青墨(せいぼく):※画像の情報は誤っています! 画像の説明に書いてあるものは公式サイトから引っ張ってきているのですが、「実際の色と全然ちがうよな〜」「利休鼠と全然違う色なのに同じって変じゃない?」と思ってチューブで確認したら全然ちがいました。画像を変えるのがめんどくさくてそのままにしちゃってごめんなさい。(そのうち変えます)

正確には、使用顔料はPB29、PBk6です。マンセル表色系の記号はチューブには書いていないのでわかりませんでした。

色としては、ペインズグレーよりもさらに彩度が低く、シャドウブルー(2)と結構似ています。ただこちらは白が入っていないので、シャドウブルー(2)よりも透明感があるように見えます。

利休鼠(りきゅうねず):黒が使われていない珍しいグレーです。

まとめ

不透明水彩についてレビューしてみました。こうして文章にしていくと、色についてじっくり考えられていいですね。マンセル表色系の記号も書いたので、明度ごと、彩度ごとに分類した表も作ったのですが、記事がめちゃくちゃ長くなりそうなのでそれはまたおいおいにします。

ちなみに私の推し色は、デザイナースカラーのカフェ・オ・レと、ポスターカラーのブルーグレーです!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました♪

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