こどものおもちゃとして売っているスピログラフを、大人が使ってみました。
大人なら、スピログラフのポテンシャルをもっと引き出せるはず!
スピログラフとは?
スピログラフとは、ウィキペディアによると「曲線による幾何学模様を描くための定規の一種」だそうです。ウィキペディアのリンク
文字で説明されてもよくわかりませんが、実物を見れば、「ああこれね!」となります(たぶん)。
クルリグラフ
今回は、クルリグラフという名前で売られている商品を買ってみました。
「クルリグラフ」とは、(株)ビバリーから発売されている、おもちゃです。

いやしかし!おもちゃと言ってあなどるなかれ!
これは大人が使うことによって真価が発揮されるものだと思うのです!

おもちゃって工夫がいっぱいあってあなどれない!
公式サイトの商品紹介には、「くるくるまわすだけで、ステキなデザインができちゃう!」とだけ書かれていますが
まさにそのとおりで、くるくるまわすだけですごくかわいい図形が簡単に描けるものです。
公式サイトはこちら
ある程度の年齢以上の方は、子どもの時に1度は使ったことがあるのではないでしょうか?

私はもちろん使ったことあるよ!なつかしい♪
当時は、「スピログラフ」という名前だったと思ったのですが、どうやら商標の関係がいろいろあるみたいです。
今では100均でも買えるようになっていますが、
私は大人パワーを使って「デラックス」というバージョンを買いました。
そうは言っても、おもちゃなのでそんな高くないんですけどね。
クルリグラフデラックスの中身
クルリグラフの中身はこんな感じでパッケージの裏に表示されています。

リングというのが固定しておく外側の歯車で、ギアというのが内側でくるくる回す歯車です。
基本的には、この2つがあれば図形は描けます。
他にもデザインブック(後述)やデザインノート、ケース、ペンなどが入っています。
リングとギア

リングとギアを出したところはこんな感じです。
なんとリング2個に、ギアが10個もついているのです!
しかも丸いギアだけではなく、おにぎりのような形のものや、十字のようなものまであります。
こういう少し変わった形のものがあると、作れる図形の幅がグッとあがります。

リングとギアのサイズ感はこんなです。このギアは1番小さいものです。
デザインブック

このデザインブックはすごくよくて、私がデラックスセットを買った大きな理由です。

こんな感じで、どのギアのどの穴を使うと、どんな図形になるのか描いてあります。
これはとても重要で、ギアというのは5〜10個くらいの穴があいていて、そのどこの穴を使うかによってできあがる図形が変わります。
でも、どの穴でどんな図形ができるかがわからないと、適当に描いてみるしかありません。
子どもがくるくる遊ぶだけならそれでもよいでしょうが、ある程度完成をコントロールしたいとなると、ちゃんと考える必要があります。
それがなんとこの本には、すべてのパターンの完成図が描かれているのです。
つまり、この本を見て好きな図形をさがしたら、そのギアと穴を使うだけでそれ通りの図形が描けてしまうのです。
リングの数とギアの数と穴の数の掛け算で、パターンは180通りあります。
それが全部網羅されているので、これがあるとないとじゃ大違いです。
その他
その他のものはこちら。
・デザインノート
ただのノート。ここに描いてねということだと思います。
・ケース
全部の物が入れられるケースですが、ぺったり張り付いてしまう素材なのでちょっと使いにくいです。私は適当なジップバッグに入れました。ニトリの小さいジップバッグがぴったりでした。

・ペン
水性マーカー。細と太のダブルです。色はめっちゃカラフル。

クルリグラフを使ってみる
いくつかの図形を描いてみました。
使ったペンはコピックマルチライナーの0.3(ウォームグレー)です。

まずは線画の例

ギアAの穴1という、基本中の基本の図形です。とても簡単ですが、ちょい物足りないです。

これはおそらく一番密度の高い図形です。太いペンで描くと真っ黒なドーナツのようなものができあがります。

丸いギアではなく、変わった形のギアを使うとこんなふうに急カーブするような線のある図形も簡単に描けます。

こんなに細かいものもあります。

1つのギアで描いてから、リングを動かさずにギアを少しズラして描いたものです。
最初の一番単純な図形で使ったものと同じギア、同じ穴で描いていますが、2つの図形を重ねることで複雑さがアップします。
さきほど、180通りの図形が描けると言いましたが、こうやって重ねることによって、描ける図形の数はめちゃくちゃ増えます。無限です。(有限だけど)

これも、一度ぐるぐる描いてから、少しずらして描いています。
ところどころペンがズレて汚くなっていますが、これは急いで描きすぎたせいです。
急ぐとギアが持ち上がってしまったりしてこうなります。ゆっくり描くのが大切です。

これは2つのギアを使用しています。リングをずらさないようにしてギアを交換します。
2つ重ねることでかなり複雑な感じになり、子どものお遊びとは一線を画す感じになります。

これは付属のペンで描いたものです。ついでにサイズ感も示しました。
大きいものでだいたいこれくらいです。ぎゅっとしたものだともう少し小さくなります。
どの図形も、複雑そうに見えてもとても簡単に描くことができます。
簡単というのはめちゃくちゃ大事。
色を塗ってみる
先程の線画に、透明水彩で色をつけていきます。
なお、付属のペンは水性ペンなので透明水彩での色塗りはできません。

水をつけるとこんなふうになっちゃいます。
透明水彩作例
色は透明水彩で塗って、その後で呉竹の顔彩耽美スターリカラーズの赤金で線をなぞっています。
キラキラ絵具で線を描くと、めっちゃ豪華な感じになるのでオススメです。







画像ではわかりにくいですが、実物はキラキラで、かなり豪華な感じに見えます。
色分けをどうやるか、どんな色を使うかや、ぼかしやにじみを入れることなどで、いろんな可能性があります。
イラストの背景として使う
この図形を単体で使ってもいいですが、イラストの背景にも使えると思います。

(人間を描くのがうまくないのでちょっと変な絵ですが、あくまで参考ということで…。)

こんなふうにイラストを装飾する模様の一つとして取り入れてもおもしろそうですよね。
まとめ
クルリグラフは子ども用のおもちゃとして売られていますが、
組み合わせを工夫したり色を工夫したりすることで、
フリーハンドではなかなか描けない図形を簡単に描くことができます。
背景の隙間を埋めたいときや、幾何学模様の柄を入れたいときなどにぜひ候補にしてみてはいかがでしょうか?
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ここまで読んでいただき、ありがとうございました♪



