この記事は、㈱ターレンスジャパン様の記事作成依頼および画材の提供により作成しているプロモーション記事です。
第1弾、第2弾の続きだよ!
今回は第3弾!
レンブラント透明水彩は120色もあって記事のボリュームがすごいことになるから、
記事を3回に分けます!
第1弾の前回は、G色以外の無機顔料レビューです!
第2弾の今回はG色(グラニュレーション色:粒状化色)です!
第3弾は有機顔料&インターフェレンスカラーなどのキラキラ系をレビューします!
キラキラ絵の具
レンブラントからは16色のキラキラ絵の具が出ています。
正式には「スペシャルエフェクトカラー」といいます。(ダスクカラーもスペシャルエフェクトカラーに含まれますが、今回はキラキラ系のものだけとりあげます。ダスクカラーは第二弾の記事に載っています。)
シリーズとしては、「メタリックカラー」「インターフェレンスカラー」「カメレオンカラー」「スパークカラー」があって、それぞれ特徴が違います。
キラキラ系は画像だとどうしても魅力を伝えきれないところもあるので、最後に動画も用意しました。
メタリックカラー
公式説明:貴金属のような落ち着いた輝きを放ちます。
インターフェレンスカラー
公式説明:インターフェレンス(干渉)カラーは、パールのような光沢と偏光性により、画面に独特のハイライトをもたらします。
「インターフェレンス」という言葉はよく見るけれど、どういう意味なのか正確には把握していなかったので調べました。
意味・対訳:干渉、口出し、じゃま、不法妨害、インタフェア、(光波・音波・電波などの)干渉、妨害、混信
なるほど、わからん。
鉱物の世界でも使われる言葉みたいですが、絵の具のパール感とどう関係するのかはわかりませんでした。
本題に戻りますが、
こちらのインターフェレンスカラーは公式の説明にもあるように「パール感」のあるキラキラ絵の具です。
かなり細かい粒子なのでキラキラが細かくみっちりという感じで、テリっとした上品なつやめきです。
カメレオンカラー
公式説明:見る角度や光の照射具合により、色が変幻自在に変わります。
名前のとおり、カメレオンのように見る角度によって色が変わります。
それぞれの絵の具の名前についている色が全部入っているので、角度によってその中の1色が見えたり、複数見えたりして、とにかく眺めていて飽きない絵の具です。
粒子が全体的に大きめで、ギラギラ系の絵の具です。主役級ラメ。
スパークカラー
公式説明:スパーク(閃光)カラーは、粒子の大きさが違う顔料の組み合わせにより、夜空の星明かりのような不規則な色の変化と輝きを表現できます。
大粒のギラギラと、それの隙間を埋めるような小粒のキラキラが混じっています。
濃密かつ大胆なきらめきです。
動画
カメレオンシリーズは特に動画でバエます
有機顔料の絵の具
続いては有機顔料の絵の具です!
有機顔料の絵の具の特徴としては、サラッとしたフラットな質感で、かなりコントロールしやすいところです。
レンブラントの透明水彩は鮮やかな発色が売りですが、有機顔料の絵の具たちではそれがいかんなく発揮されていますね!
推し色
キナクリドンオレンジ PO48
PO48です。
昨今の情勢(?)を見るに、これは今のうちに買っておいたほうがよいのかもしれないという顔料ですよね。顔料というのは、ある日突然我々ユーザーの前から姿を消してしまう儚い存在なのです。
あとで出てくる作例で使用していますので色はそちらでご確認ください。
緑系
ざっくりとした分類ですが、レンブラントの緑系はPG7、PY150、PY154を組み合わせて、絶妙に使いやすい色がつくられています。
PG7はフタログリーン、PY150はオーレオンリン、PY154はアゾイエローライトとして単一顔料の絵の具がありますので、それを混ぜても作ろうと思えば作れます。
ですが!毎回同じ色に混色するのは至難の技です。
混色が苦手という方もいると思います。(私です)
最初から植物などに使いやすい色が用意されているというのは、水彩初心者にも優しいと思います。
(植物をフタログリーンでそのまま塗っちゃって、やけにサイケデリックな風景画になるという初心者あるあるを避けられます)
作例
レンブラントの有機顔料の絵の具だけで絵を描いてみました。
(絵のクオリティについては目をつぶってください。あくまで色見本として見てください。)
オレンジ色の部分は推し色のキナクリドンオレンジを使っています。オレンジ系の色ってバキッとした色が多いですが、このキナクリドンオレンジは落ち着きもあるのにしっかりオレンジ色ってわかるので非常に便利です!
あと描いていて気づきましたが、インディゴが結構黒っぽくてしっかりした色なので使いやすいです。
「強い黄色」といえばカドミウムイエローしかないと思っていましたが、アゾイエローミディアムも強い黄色で、結構しっかり色が出てくれました。
カドミウム系を避けてるという人におすすめです。
茎や葉っぱにはオリーブグリーンを使っていますが、安定に使いやすいです。
PG7、PY150、PV19から作られている複合顔料の絵の具で、レンブラントにしかないレシピの色です。
何度も言っちゃうんですが、複合顔料の絵の具はメーカーの個性が出るので楽しいです。
単一顔料だと同じ種類の顔料を使っていればどのメーカーも同じような色になっちゃいますが、複合顔料は配合がメーカーのオリジナルなので個性がバッキバキにでます。個人的には、初めて使うメーカーの絵の具は複合顔料のものを買うのがおすすめです。
有機顔料全色
これまでに出てきていない色も含めて、有機顔料の全色です。